大体の演奏会には予習をして臨んでいます。基本的には音源を所持しているものは自宅のオーディオでそれを再生して聞いていますが、聞きたい曲を収録しているCDが必ずあるわけではありませんし、大学でレポートや卒論の準備をしたり外出などにより自宅で音楽を聞けるとは限らないわけです。
そうした所持音源やの制限があるときに、サブスクリプション音楽サービスがとても役に立ちます。今日はその軽い紹介とわたしの使い方のお話。
LINE MUSICやSpotifyなど、各自特徴を持った様々な音楽配信サービスが揃ってきています。その中でわたしは2つのサービスを利用しています。NaxosMusicLibrary(NML)とAppleMusicです。今日はNMLについてお話します。
【NML】
クラシック音楽ファンには云わずと知れた廉価版レーベル Naxosの運営するサービスです。
長所としては、レパートリー楽曲は勿論演奏機会の少ないものも配信していること、Naxosだけではなくドイツ・グラモフォンから楽団や放送局の自主制作レーベルまで世界中のレーベルが配信に参加していることなどがありますが、わたしは楽曲や演奏者の検索方法が容易であることに便利さを感じています。
例えば、ガブリエル・フォーレのヴァイオリンソナタ第1番を探してみるとしましょう。作曲家のタブから代表的作曲家一覧を開くことができます。次にフォーレの楽曲一覧リンクへ飛ぶ。
作品リストの「すべて」から探してもいいけど、室内楽作品なので室内楽のタブを押し
聞きたい版の項目を選べばいい、というわけです。選んだら、次に演奏者の選択ができます。
楽曲の基本情報に次いで、演奏家やレーベルとアルバム番号、録音情報が並びます。
そうですね、比較的新しい、フォーレ室内楽曲全集に収録されているルノー・カピュソンとミシェル・ダルベルトによる録音を聞いてみましょうか。
選んだら再生ボタンを押す。
すると別窓でプレイヤーが表示されます。
音量の調整やトラックの移動などができますね。
NormalとHighとは音質のことで128kbpsから320kbpsに変更できます。ご視聴の回線状況や残りのデータ量と相談してご利用下さい。
デメリットとしてはトラック間に音が途切れてしまうこと、楽章や1曲の終わりから次の曲へ切れ目なく演奏される曲の再生にはこれは致命的な欠点となります。
ただ、モバイルアプリではこの点は改善されているので、外出時での再生は勿論、自宅ではBluetoothで機器に接続しての再生ではその点の不便はありません。PCブラウザ版とは違って一覧から選ぶことができず、検索がうまくないと目当ての音源にたどり着くのは難しいですけどね。
気になる使用料はこちらを参照して下さい。わたしは月払いにしてます。