協奏曲といえば?
演奏したものと聞いたものに分けて紹介しよう。
演奏したもの
ヴァイオリン協奏曲
Tuttiを弾いたヴァイオリン協奏曲はない。
ということはおわかりですね、レッスンで見てもらったり発表会で弾いた曲はあるのです。
最初に弾いたのはヴィヴァルディ作曲 ヴァイオリン協奏曲集《和声と創意の試み》より第4曲 ヘ短調 RV297《冬》。ヴァイオリンを始めてから9〜10年目でレッスンを受けて2年、初めて弾いた協奏曲は指が回らず最後まで通せないまま終わった。
次にモーツァルト作曲 ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216。カデンツァはイザイ作を使ったがこれも指が回らない。
3曲目が同じくモーツァルトの協奏曲第5番 イ長調 K.219第1楽章。あるアマチュアオーケストラのオーディション用に見てもらった。なかなか出来が怪しかったし、オーディション本番は暗譜が飛んでしまい失敗。
4曲目はバッハ作曲ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042。
オーケストラを雇い地元の音楽教室が合同で開催した演奏会と発表会で第1楽章を演奏した。演奏会では冒頭に戻ったあと4小節暗譜が飛んでしまったものの復帰できた。発表会では万全に弾けた。
その後は協奏曲を弾く機会はないものの、WAMのK.219は再挑戦したいものだ。
ピアノ協奏曲
わたしはピアノは習ったこと長いので、当然ソロでは弾いたことがない。とりあげるのはオケのTuttiで弾いた曲になる。
ヴェーバー作曲 ピアノ小協奏曲 ヘ短調 作品79 を高1の春休みに演奏旅行で弾いたのみ。練習中や終わってしばらくはよく聞いた。
管楽器のための協奏曲
高1のときに出た第1回全国高校オーケストラフェスタ(オケフェス)と定期演奏会でモーツァルト作曲 フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c)を弾いて本当に良かった。ロココ文化の中の音楽という感じ。
聞いたもの
ヴァイオリン協奏曲
LvBやブラームス、チャイコフスキー、バーバー、リゲティ、他にも聞いたかもしれない。最も印象に残っているのはコパチンスカヤ/大野/都響によるリゲティだ。音源でS.ガヴリーロフ/ブーレーズ/EICによるものを聞いたが「本当に同じ曲の演奏?」となかなかの衝撃だった。
ピアノ協奏曲
ピアノ協奏曲で印象に残っているものは…オケは立派だったがピアノは非力、と良くはない印象の残り方なのが残念だったアルパース/ノット/東響によるもの。この回の後半はラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27で、これは熱演で、客席も当時今まで東響の定期に通って一番の盛り上がりだっただけに惜しい。録音ならばバランスよく聞こえるのだが実演では難しいのだろう。
チェロ協奏曲
デュティユーのものを聞いたが眠気に負けてよく覚えていない。注意深く聞けば良さに気づくだろうしまた聞いてみよう。
管楽器のための協奏曲
マドヴェイ・デョーミン/V.ゲルギエフ/PMFオーケストラによるイベール:フルート協奏曲は軽快で格好良かったですね。
リヒャルト・シュトラウスについては今まで《4つの最後の歌》しか演奏会では聞いていなかったが、今まで聞きたくて仕方がなかったオーボエ協奏曲 ニ長調を、念願かなって2019年11月に荒/ノット/東響で聞くことができた。今まで聞きたかったものが聞けて、しかも出来栄えもいい。記憶に残る演奏会だった。