SNS上で見かける、お題に沿った曲を30日間アップするの、やってみたかったのでクラシック版で作ってみました。
— ひつじ (@sheep_con_fuoco) 2020年4月17日
大変な状況ですが息抜きにご参加ください。自分も毎日は忘れるのでそこはゆるーく笑
↓の画像使用はご自由に#30DaySongChallengeクラシック版 pic.twitter.com/8snxrChfWo
今日Twitterのタイムラインを見ていたところ、数人のフォロイーがこのハッシュタグをつけてツイートしていたので、ブログのネタにしようと思いこうして記事を書いている。
初めてコンサートで聞いた曲
コンサートで初めて聞いた曲なのか、それとも初めてのコンサートで聞いた曲なのか。初めてのコンサートといっても、これも連れていってもらったや自分でチケットを取って行ったものとで違う。ここでは3種類書こう。
コンサートで初めて聞いたもの
大体のコンサートは予習をして臨んでいるので、コンサートで初めて聞いた曲というのはあまりない。初めて聞くことになる曲は、音源がなく世界・日本初演の曲になる。
ここ1年で振り返ってみると、仙台で行われた現代音楽のコンサートシリーズ 第2回絶頂
で演奏されたもので、音源を見つけることができなかったバーレットやクラム、それに初演となった主催者 大久保雅基の新曲の3曲をその場で初めて聞いた。
初めてのコンサートで聞いた曲
中学2年生(1994年)のときに、なぜか当時育った街にイ・ムジチ合奏団が演奏会を開くことになっていた。中学教師がチケットを用意してくれていて、誘われていったのである。そこで聞いたのが、
ヨハン・セバスティアン・バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』より第1から第4曲(いわゆる『四季』)
であった。
初めて自分でチケットを選んだ演奏会、そこで聞いた曲
中学2年生で初めてコンサートに行ったものの、田舎に住んでいたものでそれとは縁遠かったし、高校生になってヴァイオリンを始めたが、それはそれで忙しくていけなかった。大学受験中はほぼすべての文化的活動はしていなかった。大学に入ったら入ったで、こちらは大学オケの練習に日々を費やしていた。
そんなこんなで大学オケをやめた後ようやく自分でチケットを取ってコンサートに行けたのだ。その演奏会が、2003年9月20日に東京文化会館大ホールで開催された、東京シティ・フィル オーケストラル・オペラⅣ「神々の黄昏」だった。曲目は当然、
リヒャルト・ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》
である。
正直なところ、葬送行進曲と自己犠牲が有名な第3幕になるまでは退屈でしょうがなかった。序幕・第1幕は我慢大会のようだった。川下りを含めた3つの名場面の抜粋だけを聞いただけでは予習にならなかったし、久々のコンサートでワーグナーの楽劇を選んだのは無謀だっただろう。
コンサートでの予習について
予め旋律や展開を知っていれば安心感をもって聞いてはいられるが、当然、視聴した音源とは音響条件が異なるのでそれとは違って聞こえることは多々ある。そのギャップを味わうところに面白さを見出すならば、必ずとは云わないまでも予習は要るだろう。
何度も聞いている曲については、経験を積んだことによって陳腐化した演奏にこれから出会うかもしれないので、音源を聞いてそれを予習とするのは避けたほうがいいだろう。楽譜を読むか、読めなければ曲の概要をCDのブックレットや音楽書の解説を読むといい。
さて、音源がなかったり初演となる曲の予習はどうしたらいいのか。その作曲家の他の曲を聞いたり学べば、わかるとは云わないまでも、曲にとっつきやすくはなるだろう。