去年1月から今月までに女性声優14人、特に年末から元旦にかけて7人が結婚を発表しましたね。
それを受けてかどうか知りませんが、とらのあなが提供する婚活サービス とら婚 がこんなコラムを出しました。
過去にとら婚はこのツイート
①オタク趣味しかない人
— とら婚(ФωФ)~趣味を変えず、出逢いを変える~@1月4日大阪オフィスOPEN!スタッフ募集中! (@ToraCon_Akiba) 2017年9月18日
②オタク趣味を持つけど他にもいろいろやっている人
③オタク趣味を持つけどなんらかのスペックが高い人
選ばれるのは②か③です
なので是非自分に「付加価値」を持たせてください
それは多ければ多いほどいいです
だから、オタク以外のことにも目を向けて欲しいです
が炎上したらしいのですが、上記のコラムはこのツイートの補足記事のようなものになっているようです。記事の内容には同意しかありません。
なに、「オタク趣味しかない人は選ばれる可能性が低い」って当たり前の話が炎上したのか。婚活してるオタクは余裕ないんだな→とら婚が炎上してでも「オタ趣味以外の引き出し」を作るべきと言い続ける5つの理由 - 【とら婚公式コラム】オタク婚活 https://t.co/LRWaAymrBI #とら婚
— schumannian色々と限界 (@Geiger_schu) 2020年1月4日
ところで、クラシック音楽の鑑賞や演奏はオタク趣味に入りますか?
— schumannian色々と限界 (@Geiger_schu) 2020年1月4日
したところ、相互フォローしているからからこんな反応が。
子どものころからアニメの作画監督ごとの絵柄の違いがどうのこうのゆってるキモ・オタクだったので、アニメや特撮の劇伴を担当している作曲家の名前もすぐに覚えたし、この場面で鳴ってる楽器は何だろうとかやってるうちにクラオタになってたから、クラオタはキモ・オタクの一種だよ。
— せせり (@Skipper_bfly) 2020年1月4日
その後、紅茶はオタク趣味には入らんでしょ?美術観賞も!(埋め込み略)とツイートをするもとどめを刺されました。
これ欧米ではもしかしたらそうかもだけど、日本だとあまり当てはまらないと思う。日本のハイカルチャーの受容のされ方って、ことごとくサブカルのそれだよ。
— せせり (@Skipper_bfly) 2020年1月4日
クラシック音楽も、紅茶も、美術観賞も、恐らくはとら婚のコラムでは「オタク趣味」とはされないもの全ては尽く(メインカルチャーやハイカルチャーとは逆の概念としての)サブカルチャーの受容のされ方をするのです。
コラムでは、オタク趣味はアニメやマンガ―、ゲームを指すようです。しかし、カルチャーの受容のされ方は全てがオタク趣味にできる日本ではオタク趣味とそうでないものを隔てる基準は明確に存在するのでしょうか?
そんなものはありません。非オタがこれはオタク趣味と思えば何でもオタク趣味です。まるでTwitterのフェミニストや表現規制派が「これは悪い表現!」とその定義をなさずにいうのと同じです。
※だからなんだ、という話ですよ。別に非オタの云うことは気にせずに自分の趣味を存分に楽しもうぜ!ということでも脱オタの参考にどうぞ、という話ではありません。わたしの趣味がオタク趣味かどうか、というのが気になったというだけの話です。