GREENFUNDINGでEarStudioを支援して2ヶ月後、結構魅力的な製品を見つけました。
「耳に入るスピーカー、とな。」
音を鼓膜だけではなくその周囲まで振動を伝えることで部屋の中でスピーカーを使って音楽を聴いているような体験ができる、とのこと。興味が出て、早速支援。7月に届き、早速使用。
これは異次元の音響だ!
それまで使っていたSHURE SE215
SHURE イヤホン SE215 Special Edition/カナル型 高遮音性/トランススルーセントブルー 【国内正規品】 SE215SPE-A
- 出版社/メーカー: Shure Incorporated
- 発売日: 2012/11/28
- メディア: エレクトロニクス
と比較してみましょうかね。 遮音性と着け心地では圧倒的にSE215が優れいています。音質も悪くはないです。さすが人気商品、入門用であるためかお求めやすい価格。SHUREの製品で正しいイヤフォンの付け方を知った人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そしてINAIR
はというと…
価格としてはSE215より数百円高いほど。
音響は、GREENFUNDINGやAmazonの紹介で述べられた特徴の通りだけど、欠点というか弱点もある。
欠点としては、スポンジキャップが取れやすいのが残念かな、と。
替えのスポンジキャップはちゃんと販売されているのでそれで古いものと交換すればいい話ですけどね。
もう一点、紹介ページに掲載されている写真通りに装着すると、ケーブルと衣服が擦れて生じるノイズがケーブル伝いで聞こえてしまうところ。これはSHUREが推奨しているイヤフォンの装着方法、いわゆるSHURE掛けをすればケーブルノイズ自体はだいぶ軽減できる。使い方で大分軽くなる話ではあるのですが、弱点と結構関わりがあると思うのです。
その弱点はとしてあげるのは、周囲の音を多く取り込んでしまうほど外からの遮音性が低いところです。商品コンセプト実現のためこういう構造になっているとはいえ、これは勿体無い。だからケーブルノイズさえ伝道しやすくなってしまう。
外からの遮音性が低いので、音量レンジの大きいクラシック音楽をよく聞くわたしには使用シーンが限られる。外でも、音楽を十分に味わうなら図書館や自習室、それにホテルの客室のような静かな場所でしか使えないし、自宅にいても、街中に住んでいるなら道路から生じる騒音も聞こえてしまう。これは無い物ねだりで、製品の売りを生かしたままの改良は難しいとは思います。
それでも、欠点と弱点を補って余りある驚異の音響です。前の記事で取り上げたEarStudioと組み合わせて使えばクラシック音楽で大編成のオーケストラ作品でも満足いける音量で楽しめます。